風邪をひいたら医療機関を受診するのが一番よいですが、会社勤めの人はよっぽどひどくない限り、会社を休んだり早退したりしてまでなかなか病院に行けないですよね。
とりあえず市販薬を飲んでみたものの、なかなか治らないという経験をしたことはありませんか。
ここでは市販薬の効果や副作用について紹介していきたいと思います。
風邪薬は市販薬でも効果がある?
「風邪をひいてしまって、とりあえず市販薬を飲んでみるものの治らない。市販薬って本当に効くの?」こんな疑問をお持ちの人も多いと思います。
落ち着いて市販薬のパッケージを見てみてください。
多くの市販薬の説明書きには「風邪の症状に効く」と表示されています。
つまり、「市販薬を飲む=風邪が治る」という図式ははなから成り立たないのです。
しかし、完治は無理でも風邪の症状を緩和させることは可能です。
そのため、広い意味では、市販薬は風邪に効くということが言えるでしょう。
市販の風邪薬の選び方は?
風邪薬を飲んで完治は無理でも、少しでも体調を回復させたい場合には、風邪の症状によって選ぶ薬を変える必要があります。
選び方をご紹介しましょう。
- 熱が出ているとき
- 喉の痛み
- 鼻水・鼻づまり
- 咳
このように、含まれている成分によって風邪薬を選べば、その分効果も高くなるのです。
市販の風邪薬に副作用はあるの?
市販の風邪薬は、常備薬として家庭に常備しているという人も多いほど身近な薬であるため、副作用についてあまり目を向けられることはないかもしれません。
ここで質問ですが、「風邪薬を飲んで眠くなった」という経験をしたことはありませんか?
その原因は「抗ヒスタミン剤」によるもので、これも立派な風邪薬による副作用なのです。
体調が悪くずっと家に居る場合はあまり問題ないかもしれませんが、長時間の運転をしなければいけない人にとっては命にかかわる問題になりかねません。
また風邪薬に限ったことではありませんが、アレルギーを持っている人は特に副作用に注意しなければいけません。
蕁麻疹などの発疹症状やアナフィラキシーショックなど重篤化しやすい症状が出ないとも限らないからです。
市販薬は病院に行かなくても簡単に手に入れることができますが、副作用があることも十分理解しておく必要があります。
また、飲み方にも注意が必要です。
- グレープフルーツジュースやオレンジジュースで「抗ヒスタミン剤」を飲む
- カフェインの入った飲み物で風邪薬を飲む
風邪のときにグレープフルーツを食べるのは控えた方がよさそうです。
お見舞いのときにも持参しないよう気をつけましょう。
まとめ
風邪薬の市販薬を正しく選べば、風邪の症状を緩和することは可能です。
少しの知識で効果的な選び方、飲み方ができます。
副作用も考慮しながら、つらい風邪の症状から早く解放されるとよいですね。