どこかに旅行をしようかな?と考えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
目的地を決めてその周辺を回るのもいいですが、その途中で降りて遊ぶのもいいですよね?
JRで行く場合、途中下車にはいろいろルールがあるようです。
駅で切符を買うときに、少しでも情報が頭に入っていると駅員さんとの会話もスムースに行くかもしれません。
JRでの途中下車について、ご紹介していきましょう!
JRでの途中下車のルールとは?
まず「途中下車」とは、どんなことを言うのでしょうか?
JRによりますと「旅行途中(乗車券の区間内)の駅でいったん改札口の外に出ることをいいます。」と書かれています。
後戻りをしない限り何度でもできます。
ただし、途中下車ができない切符もあります。
- 片道の営業キロが100キロメートルまでの普通乗車券
- 一部のトクトク切符
- 特急券、急行券、グリーン券、寝台券、指定席券
つまり、普通に東京であれば、山手線で品川から新宿などに乗車券を買う場合は、途中下車はできません。
一度、品川から渋谷で降りてしまったら、一旦その乗車券の効力はなくなります。
再度、渋谷で新宿までのチケットを買うというのはわかりますよね!
ただ、新幹線の場合、途中下車は可能です。
ただし、一部のトクトク切符は途中下車ができないのですね。
少しでも安く行きたいのに・・。
残念と思われているのではないですか?
トクトク切符を使うほどの割引はなくても、少しお得なきっぷの買い方がありますよ。
JRでの途中下車 お得な切符は使える?
JRには「○○往復割引切符」とさまざまな割引往復切符(通称:トクトク切符)が販売されていますが、前述通り途中下車ができないものもあります。
その場合、「往復割引乗車券」を使ってみるのはどうでしょうか?
片道の営業キロが601キロメートル以上あれば、「ゆき」、「かえり」の運賃がそれぞれ1割引きになります。
例えば、東京と広島を新幹線で往復する場合、営業キロは894.2キロです。
601キロ以上なので、往復割引乗車券の対象になります。
そして、新幹線の特急券も途中下車対象ではありませんので、この場合の切符の買い方は次の通りです。
<ゆき>
- 広島-東京(乗車券)
- 広島-途中下車の駅(特急券)
- 途中下車の駅-東京(特急券)
<かえり>
- 東京-広島(乗車券)
- 東京ー広島(特急券)
安く旅する方法はないかと、バスや私鉄、特定の区間で使えるトクトク切符を使うプランも考えてみたことがありますが、
距離が長ければ、往復割引を使う方法が一番お得です。
途中下車した場所で、宿泊を考えている場合、乗車券の有効期間内なら問題ありません。
わかりにくいかもしれないので具体例を挙げておきましょう。
往復乗車券で途中下車は可能?
例えば、先程の広島ー東京間を新幹線で往復する場合を考えてみましょう。
新大阪で途中下車をすることは、有効期間内であれば可能です。
つまり、新大阪で一泊し、翌日東京に向かうということも乗車券の有効期限内であれば可能なのです。
往復割引が効く営業キロ数の場合、有効期間は例えば800キロまでなら5日間、1,000キロまでなら6日間と決まっています。
この期間内であれば途中下車は可能で、翌日再度その切符を使って移動することができます。
往復割引切符の購入方法と途中下車の方法
新大阪で途中下車をしようとも、広島ー東京の乗車券部分のみ往復同時に購入すれば、往復割引は適用されます。
特急券については、往復割引の適用対象外ですので、途中下車した新大阪で再度乗車する時に購入してもいいですし、広島で広島ー新大阪間の特急券、新大阪ー東京までの特急券を同時に購入しても大丈夫です。
大切なことは、往復割引は「乗車券部分のみ」に適用されるということです。新幹線の特急券部分については関係ありません。
往復割引の恩恵を受けるには、乗車券は往復分を同時に購入することが必須です。
もう一つ大切なことは、特急券は途中下車すると無効になってしまうので、一度に広島ー東京の特急券を購入するともったいないので、途中下車する場合は、分けて購入しなければなりません。
JRでの途中下車 自動改札は通れる?
ほとんどのJRの駅は現在自動改札が使われています。
途中下車した場合、自動改札でもし切符が吸い込まれたらと心配ではないでしょうか?
新幹線の改札機には印の代わりに、通過記録を赤い文字で印字する機能があります。
しかし、在来線の場合は会社によって対応改札機があるかはわかりません。
もちろん、吸い込まれた場合、駅員さんに申し出れば取り出してもらえるようですが、不安なときは駅員さんがいる改札口を通るのが無難かもしれませんね。
まとめ
JRでの途中下車について、まとめてみました。
こちらに書かせていただいたものは、基本中の基本です。
JRの乗車券にはたくさんの種類があり、例外もあるので、行き先によってその都度駅で確認するとよいでしょう。
それでは、楽しい旅行になりますように・・・
いってらっしゃい!