おいしそうできれいな盛り付けの食事をするときや雰囲気のよいカフェに行ったときなど、写真を撮る機会が増えています。
しかし、食べる前にあれこれ撮影に悩んだり、いつまでも撮り続けていたら、せっかくの温かい料理が冷めてしまったり、一緒にいる方がなかなか食べ始められず迷惑になったり、マナー面でも台無しにしてしまうかも・・・
そんなときのために、料理をおいしく素早く撮るコツをご紹介します。
カメラ女子としては一眼レフで上手におさめたいところですが、食事前にカメラを取り出すのも遠慮してしまうことがありますよね。
そんなときはiPhoneの方が便利かもしれません。
スマートに写真も食事も楽しみたいですね。
写真の撮り方で食べ物を美味しく見せるには?基本編
食べ物の写真の撮り方のコツとして、まず明るさが挙げられます。
- ストロボは使用しません。
料理に不自然なテカりが写ってしまい、おいしそうに見えません。 - 自然光を利用するのがベストです。
それから、角度も重要なポイントになります。
- 食べ物の写真を真上から撮ることは、メニューを紹介する写真でない限りはおすすめしません。
人が食事をするときに、食べ物を真上から見ることがないからです。 - 自然な写真にするには、目線の角度から撮ることが大切です。
まれにピザなどは、トッピングをしっかり見せることが必要な場合には真上から撮ることもあります。
- ピントは食べ物の中央手前に合わせ、お皿の奥がボケている構図が料理を引き立てます。
温かい食べ物の写真の撮り方のコツは?
温かい料理は湯気を写すことがポイントになります。
ただ、外気温が高いとなかなか湯気もあがらないので、できるだけ湯気が見えるように黒背景だと湯気が写りやすくなります。
また、光の当て方も大切で、お料理の斜め後ろあたりからライトを当てると湯気の細かい粒が光るので、結果として湯気がより白く見えます。
とはいえ、ランチなどでは、外も明るいですし、湯気を取るのが難しいのですね。
また、お箸で食べ物をつまんで撮る写真も、箸を持つ手の影が料理に写りこまないように注意するだけで印象が良くなります。
野菜などは水滴を写してみずみずしさを表現するなど、臨場感を出すこともポイントです。
食べ物の写真の撮り方は?iPhoneではどうしたらいい?
iPhoneの場合もフラッシュは使わずに自然光で撮ってみましょう。
カメラの設定で、HDRモードをオンにすると、1回のシャッターで「明るめ・適正・暗め」の3枚の写真を連写します。
それを合成し明暗をちょうどよく調整してくれる機能がついています。
例えば明るいネオンなどの白飛びや、暗い部分の潰れを調整してはっきりさせてくれます。
SNSに載せたりする写真なら、盛り付けをわざと全部写さないようにすると魅力的になります。
ただ真ん中に置いて撮ると、つまらない写真になってしまいます。
アプリ等での加工は明るさを上げ、暖色系の色味にすると、それだけでおいしそうな写真になりますよ。
食べ物の写真の撮り方、一眼レフではどうする?
一眼レフの場合もフラッシュは使わずに自然光を利用して撮るのが良いです。
例えばランチセットを撮影する場合、全体を写真に収めるのではなく、メインを1つだけ決めフォーカスを合わせるようにすることがセンスのよい写真を撮るコツです。
背景について、料理に関係ないものは写さないようにします。
誰かと外食しているなどの場合に、背景におしぼりや飲みかけの水などが写りこむと散らかった印象になり、何を撮りたいのかが見えない写真になってしまいます。
そんなときは、一眼レフカメラのマクロ(接写)モードで撮ってみましょう。
接写になることで背景がほとんど写らず、周囲がきれいにボケて、ピントの合っている部分が引き立つ写真になります。
まとめ
写真の撮り方によって料理をより美味しくみせるコツをご紹介しました。
光と角度に注目して撮ってみると、各段に違いが出てきます。
- 例えばお箸で食べ物をつまんで撮る写真も、箸を持つ手の影が料理に写りこまないように注意するだけで印象が良くなります。
- 温かい料理は湯気を写す、野菜などは水滴を写してみずみずしさを表現するなど、臨場感を出すこともポイントです。
是非、試してみてくださいね。