穏やかな天気の日は、体力を持て余した元気な子供と一緒にハイキングもいいですね。
駅(西武線の高麗駅)からのアクセスが良く、ハイキング向きの山といえば埼玉奥武蔵の日和田山です。
みんな大好きな戦隊ヒーローの「ジュウオウジャー」のロケ地にもなった日和田山ですが、はたして1歳2歳の赤ちゃん連れで登れる山なのでしょうか。
実際に、2歳児を連れて登ってみました。
日和田山は女坂がおすすめ?子連れで行ける?
日和田山は標高305mの低山で、登山口付近は特によく整備されていて公園の雑木林のようになっています。
前半は砂利道で、ある程度登ると道幅の広いなだらかな道が続きます。
途中で女坂・男坂という分岐がありますが、男坂は危険な岩場が続くので幼児連れは迷わず女坂に進んでくださいね。
女坂を行くと最後に2か所、手足を使わないと登れない岩場と狭くて岩だらけの危険な道があります。
片手で抱っこして登るのはちょっと無理なので、怖がって歩けなさそうだったり、寝てしまったりしそうな場合は、おんぶできる装備があるといいと思います。
そこだけクリアできれば大丈夫、幼稚園児が遠足で登る山ですので頂上までいけると思います。
ワンちゃん連れの方にもよく出会いました。頂上はすごく眺めがよくて「おお!」となりますよ。
日和田山の男坂は事故のニュースが?
日和田山は事故が多く、2016年のGWにも事故のニュースが流れていました。
ジュウオウジャーの第13話「山頂の目撃者」を見た人はわかるかと思いますが、日和田山には大きな切り立った岩場があります。特に「男岩」と呼ばれている岩場ではロッククライミングを楽しむ人が多く、そこでの事故が多発しています。
昨年度まとめでは子供の関わる事故は1件のみで、9歳児が岩の上から立ち上がるときに転んで軽傷というものでした。山頂には大きな岩がたくさんあるので、特に小さい子は滑り台のようにして滑りたがります。
厚手の長ズボンをはかせて、目を離さずしっかり見守りながら遊ばせてあげたいですね。
日和田山のルートでおすすめは?
日和田山は山頂までのルートは男坂か女坂かの分岐しかなく、行きも帰りも同じ道を通ります。
山頂から神社の後ろの道に入ってしまうと、後ろの「高指山」とその先の「物見山」という山へ向かってしまいます。
地図で確認してみるとよくわかるのですが、かなりその先歩くことになるので、無理せず引き返して巾着田の横の高麗川の河原と巾着田で遊ぶのがおすすめです。
ハイキング中に出会った幼稚園児さんたちが、日和田山を往復しお昼のお弁当を河原で食べていましたので我が家も倣いましたが、ちょうどよかったです。
ちなみに巾着田(曼珠沙華のシーズンは混むので注意)にも駐車場があり、おむつ替えのできるきれいなトイレがあります。
まとめ
日和田山の魅力はなんといっても、その「ごつごつした岩」にあります。
低山ですが、女坂でも岩に手をかけて登る部分がクライマックスにあり、遊具好きな子は嬉々として登っていきます。子供でもすごく達成感が味わえる山だと思います。
山頂の写真うつりも抜群ですし、家族の思い出づくりにぴったりだと思います。しっかりした靴とズボンを履いてぜひ楽しんできてくださいね。