来年幼稚園に入園予定のお子さんのいる家庭では、秋の終わり頃になると願書の提出でバタバタしますよね。
お受験校と呼ばれる園ではない普通の私立幼稚園でも、願書の提出日には簡単な面接が行われることがあります。
入園はほぼ確実であっても、第一子であったりママ友ネットワークからの情報がない場合は、面談で何をするのかよくわからなくて不安になる方も多いと思います。
今回は、幼稚園の面接について、実体験をベースに、よくある質問や面接で答えられない時などをご紹介します。
幼稚園の面接での質問はどんなもの?
幼稚園の面接では、先生が子供に直接質問する場面があります。
まず、鉄板の質問はこの4つです。
②名前
③年齢
④幼稚園の名前
こういった質問はお家でしっかり練習して、できたらたくさんほめてあげるのがおすすめです。
もちろん、当日緊張してしまう子もいるのは先生方もわかっていますし、プレで通っている子は場所にも先生にも慣れているのでスタートが違います。
しかし「だからやらなくてもいい」ではなくて、親として「だからしっかり練習してフォローしてあげる」という姿勢でいるのが何より大切です。
幼稚園は、家庭での保育を前提として幼児が学ぶ場ですので「家庭での準備・手助け」を必要とします。
園の先生方も子供の性格や知能だけでなく、一緒に子供を育んでいけるご家庭かどうか、なんとなく見ていますよ。
他には、以下のようなこともよく聞かれるようです。
・好きな色はなにか?好きな食べ物はなにか?
・今日はどうやって来たか?誰と来たか?
・朝ごはんは何か?
・幼稚園は楽しみか?
3歳児健診で聞かれたようなことに加えて、今の自分の状況を把握して伝えられるかが質問されていますね。
願書を出すだけだからといって大人のペースで進めるのではなく、子供に「幼稚園はどういうところなのか」を教えてあげて、「来年から○○幼稚園に通うこと」「幼稚園の先生にあいさつに行くこと」などをわかるように説明してあげるといいと思います。
幼稚園の願書と面接
幼稚園の面接は、願書を見ながら進められることも多いです。
履歴書を見ながら進める、大人の採用面接に似ていますね。
夫婦で願書の内容を共有し、「我が家の子育てスローガン」「わが子のいいところ」を話し合っておくといいと思います。
大人への質問は以下のような内容が多いです。
・志望理由
・教育方針
・子供の長所・短所
・最近の子供の成長・変化
・トイレトレーニングはできているか
・食事、お着替えができるか
親の考えと園の方針が同じ方向を向いているかは大事です。
志望動機などは、園のウェブサイトや案内冊子で園の特徴に目を通しておくと、「○○なところに共感しました」などと筋道を立てて話しやすいですよ。
幼稚園の面接で答えられないときは?
幼稚園の面接で、子供が先生の質問に答えられなかったり、イスに座れなかったり、泣いて嫌がったりしても「落ちた?」と心配することはありません。
3歳児健診でひっかかっていたり、幼稚園の授業についていけるか不安のある場合はきちんと相談したほうがいいですが、緊張したり不慣れなだけならば問題ないはずです。
うまく答えられないときは、焦らず子供の気持ちに寄り添ってあげましょう。
わが子の場合も、普段はドリルなども座ってじっくりやるタイプなのですが、面接のときはイスに座れず横で立ってグニャグニャしていて、母が傍にいないと号泣という状況でも無事入園できました。
まだまだ子供ですから、どんなに準備をしても、本番でうまくいくかどうかはその時になってみないとわかりません。怒ったり焦ったりせず、子供に寄り添ってあげましょう。
まとめ
親として子供を初めて幼稚園に送り出す場合、面接で落ちたらどうしようとすごく怖くなりますよね。
定員を超えていなければ、面接が不出来であってもあまり深刻な影響を及ぼしません。
クラス分けや席決めの参考になる程度だと考えて大丈夫です。
今はうまく受け答えできなくても、入園して時が経てばしっかりしてきてビックリするはずです。
楽しい気持ちでお子さんと一緒に準備してくださいね。