我が子のお祝い事といえば、誕生から始まり、お七夜、お宮参りなど、色々ありますよね。
目まぐるしい育児の中、手間もお金もかかりますが、人生の中の幸せな行事の一つとして大切にしたいものです。
七五三といえば、子育ても落ち着いてきた頃、久々に迎える行事です。
両親からお祝いをいただいたもののお返しは何が良いだろうかと、頭を悩ませる方も多いのでは。
今回はそんな七五三について知って損はしない情報をお届けします。
七五三のお返しで両親が喜ぶおすすめのものは?
晴れ着で歩く姿、よちよち歩きを思い出せばなおのこと、感慨深いものです。
特に祖父母にとっては、たまらない光景でしょう。
両親から七五三のお祝いをいただいた場合、それを、神社の初穂料代、写真館の撮影代金等に充てる方も多いです。
お返しは七五三では三分の一から半返しが一般的です。
お菓子、飲み物を贈れば喜んでくれるご両親ばかりとも限らず、年齢を重ねると、お菓子は食べにくかったり、夫婦二人暮らしだと残してしまうようだと、悩みますよね。
我が家では晴れ着姿の写真と、意外にじじばばの心を掴むお絵かきのプレゼントを用意します。
額に飾ってプレゼントします。
「おじいちゃん、おばあちゃん」にあてて心を込めて描いた絵は、とても喜ばれます。
七五三のお返しで人気なのは?
例えば、旦那さんのご姉妹からお祝いをいただいた時のお返し、趣味に合わなければ向こうも困るし、カタログじゃ味気ない、と思うこともありますよね。
そんなときは確実に使う、質のよいタオル(我が家では迷ったらタオルです)や、商品券、図書カードでもいいでしょう。
金券はやはり人気があり、気が利くな、と思ってもらえることが多いです。
私の経験上、商品券は旦那さんが奥さんに譲ることが多いようです。
気になるのは、内祝いを渡す時期。
昔から「お礼は早く、お返しは忘れたころに」というくらいですから、1から2週間後、遅くとも1か月以内にお渡しできればいいでしょう。
お返しの品物は後から送るにしても、受け取ってすぐに電話でお礼を伝えましょう。
お会いできない目上の方へは郵送で、簡単な手紙を添えて送れば、丁寧な印象を受けるはずです。
七五三のお返し 内祝とは?
本来、「内祝い」とは、「内輪のおめでたい出来事をご近所や親しくしている方々と分かち合う」という、日本古来の慣習からきています。
例えば、お赤飯を炊いてご近所にふるまう等、お祝いの有無に限らず行っていたものなのですね。
今でもお孫さんのお祝いの際に、お世話になった方々にお赤飯のおすそ分けをされるおばあちゃん、いらっしゃいますよね。
昭和の暖かさを感じます。
世の中が豊かになった分、あれこれ言い出すとキリがないのですが、できれば無駄になる物は贈りたくないし、お金も限られた資源(笑)ですから、先方が受け取りやすいものを選べるといいですね。
ちなみに内祝いにはマナーがあり、陶器(割れる・壊れる)や刃物(縁が切れる)は選んではいけないとされていますので気を付けてくださいね。
まとめ
「七歳までは神のうち」という言葉があるように、昔は幼子の生存率は低く神のみぞ知ると思って育てるしかなかったと言われます。
そのため、三歳・五歳・七歳の成長の節目に厄払いをしていたんですね。
それが後々無事な成長を喜び、感謝する、七五三という行事として定着したということです。
いつの時代も親が子に願うことは同じ、お子さんの笑顔と共に、七五三の佳き日を迎えたいものですね。