風邪を引いてしまったら、鼻水や咳、発熱などが一般的に起こる症状ですよね。
しかしながら、中でも最も辛い症状は、関節痛ではないでしょうか。
- 痛くて立ち上がるのもつらい。
- 少し動くだけでも関節に響き、寝返りもうてない。
そんな今すぐ楽になりたい! 関節痛の症状。
なんで起こるの?
どうしたら治せるの?
調べてみましたよ。
風邪による関節痛の原因って?
風邪による関節痛は、どうして起きるのでしょうか?
風邪で関節痛がひどくなる原因をわかりやすく説明すると、
- 「風邪ウイルスに感染しています!」という信号を脳に伝達するために関節痛が起こる
と考えられています。
風邪に感染したことを脳に知らせる物質が分泌され、その物質が関節を通ったときに炎症が起こります。
その炎症により痛みを感じてしまうんですね。
関節痛の痛みは、風邪菌などのウィルスがもたらしているのではなく、体を守るための免疫の働きとして起こっています。
関節痛が起きるということは、体がウィルスと戦っているということなんです。
風邪による関節痛の治し方は?
風邪による関節痛は、炎症が原因。
炎症が起こっているということは、白血球が異物を取り除こうとしているということ。
ですから、白血球の働きを抑えれば、痛みも抑えられるんです。
つらい関節痛を治すには、安静にして風邪を治すことこそ、関節痛を治す一番の近道です。
しかし、あまりにも関節痛がひどく、痛みで眠ることもままならない・・・今すぐなんとかしたい!
という場合には、炎症を抑えるために関節を冷やしてみるといいでしょう。
湿布や冷たいタオルなどを傷みを感じる部分に当てて冷やすことで、関節痛を緩和することができますよ。
関節痛はつらいものですが、ウィルスと身体が戦っているから生じるものでもあるわけで、むやみに抑えることは得策ではないとされています。
どうしても我慢できないときだけ、このようにしてみてくださいね。
風邪による関節痛はインフルエンザかも?
風邪による関節痛は、風邪を治すことで改善されます。
しかし、他の病気が隠れている場合もあるので注意が必要です。
関節痛とともに高熱が出る場合は、インフルエンザの可能性があります。
風邪とインフルエンザの違いを簡単な見分ける方法は
- インフルエンザは37度などの中途半端な熱ではなく、いきなり38度や39度の高熱が出ます。
- そして初期症状から関節痛や筋肉痛があるのも特徴です。
抗インフルエンザ薬の服用で快方に向かうので早めに医療機関で相談して処方してもらいましょう。
また、風邪の症状が治まったのに関節痛だけが2週間以上も残っているような場合は、膠原病など別の病気の場合もあるため、病院へ行きましょう。
まとめ
風邪をひいて関節が痛くなってしまったら、自然と行動を控えますよね。
なんせ体が痛くて動き回ることができません。
これは風邪を引いて体力が落ちているときに、むやみに動き回って体力を使わないようにするための防衛とも考えられます。
風邪をひくと、ウイルスをやっつけようと、体の免疫細胞が一生懸命に戦います。
そんな時に、むやみに動き回ったり、暴飲暴食をしてしまったら、免疫細胞に使うべきエネルギーがなくなってしまいますよね。
そうなると、風邪は治りにくく、長引いてしまい、どんどん体力も消費してしまいます。
風邪で関節痛が起こったら、無理はしないこと。
日ごろフル稼働してくれている体をしっかり休めてあげてくださいね。