2月に開催される「さっぽろ雪まつり」は北海道の代表的なイベントです。
さて、そのイベント、あの豪華な石像などの作成費用はどれくらいなのでしょうか?
観光客の立場で見ていて、ふと疑問に思ったという方のためにリサーチしてみました。
これをご覧になれば「さっぽろ雪まつり」をまた違う観点で楽しめるかな?
札幌雪まつりの入場料は?
【第70回2019さっぽろ雪まつりの期間】
大通り会場・すすきの会場
2019年2/4(月)~2/11(月・祝日)
つどーむ会場
2019年1/31(木)~2/11(月・祝日)
【さっぽろ雪まつりの開催時間】
- 大通り会場
◎ いつでもご覧いただけます(ライトアップは22:00まで)
大通公園 西1丁目~西12丁目
- つどーむ会場
◎ 9:00~17:00
札幌市スポーツ交流施設 コミュニティドーム(愛称:つどーむ)
札幌市東区栄町885番地1
- すすきの会場
◎いつでもご覧いただけます(ライトアップは23:00。※最終日は22:00まで)
南4条通りから南7条通りまでの西4丁目線市道(駅前通り)
【入場料】
なんと! 全会場無料!
入場料無料にして、収益は上がるのでしょうか?
札幌雪祭りの費用はどれくらい?
さて、気になるさっぽろ雪まつりの費用。
さっぽろ雪まつり実行委員会の報告によると、第65回の決算額は約2億2900万円だったそうです。
これは実行委員会の必要経費のみでこの金額です。
各会場、マスコミ、自衛隊などすべてを合わせた雪まつり全体の経費はその何倍にもなるということなので、…10億?20億?
大雪像は全部で5基あります。
2基はボランティア、3基は自衛隊ということですが、だいたい1基あたり3500万円くらいの費用がかかっているようです。
札幌雪まつりの経済効果は?
第65回に実施した観光消費額調査では、雪まつりによる最終需要額は329億円。
札幌市の産業連関表をもとに間接効果を含む経済波及効果を算出した結果、なんと419億円にのぼったということです!
熊本のくまもんの2013年経済効果は504億円、AKB48が2011年565億円ということですから、「さっぽろ雪まつり」の経済効果もなかなか凄いものですね。
まとめ
北海道の一大イベントの「さっぽろ雪まつり」運営していく大変さが費用を見てよくわかりました。
大変なのは費用だけではありません。
雪まつり会場全体で200基をこえる雪氷像が制作されています。
その制作にあたるための雪を、石狩湾新港工業団地、里塚霊園、滝野霊園などから自衛隊と実行委員会が約2週間かけて運んできます。
その量はなんと5トントラックで約6,500台にもなるそうです。
そこには携わるいろいろな人の思いや苦労があると思います。
それを考えながら見てみると、また違った「さっぽろ雪まつり」を味わえるのではないでしょうか?