節分と言えば豆まきですね。
最近は豆まきの他に、巻き寿司を食べるご家庭も増えているのではないでしょうか。
巻き寿司料理に合う献立って悩みますよね。
子どもがいると特に、どんなおかずを組み合わせようか考えてしまいます。
特にいわしを子どもたちに食べさせるのには苦労します。
そこで、節分の習わしを活かしつつ、お子さんも美味しく食べられる献立をご紹介します!
節分巻き寿司料理の献立は?
関西ではなじみが深いようですが、節分の夜にその年の恵方に向かい、目を閉じて一言もしゃべらずに、願いを思い描きながら太巻きを丸かじりするという一見面白い風習があります。
最近では「恵方巻」として有名ですね。
その具材は、かつては「穴子、玉子焼き、桜でんぶ、しいたけ、きゅうり、かんぴょう、高野豆腐」とされていましたが、実際には好きなものを巻いて食べてもOKなのです。
太巻きの海苔は、子どもが食べるには歯でちぎりにくく、具材も長すぎて食べにくいですよね。
そこで具材はサイコロ状に切ったものを巻き、周りに刻み海苔を散りばめてみるとお子さんでも食べやすくなります。
それではこの巻き寿司を主役に献立を考えてみましょう。
節分の献立にいわし料理を作るのはなぜ?
節分には食べ終わったいわしの頭をヒイラギ(柊)の枝に刺して、家の門や戸口に飾っておく「節分いわし」という風習があります。
ヒイラギのトゲは、地方によって別名「鬼の目突き」とも言われていて、鬼がいわしのにおいとヒイラギのトゲから逃げ出すので、邪気を追い払ってくれると言い伝えから、魔除けの意味があるそうです。
節分の献立としては、季節的に中くらいのいわしが出回る時期なので、そのまま塩焼きでも美味しく食べられます。
小さいお子さんには小骨が多くて食べにくいので、小さめのいわしを圧力鍋で生姜煮や梅干し煮にしてふっくら柔らかくすれば骨ごと食べられる美味しいメニューに変わります。
しかし、如何せん、見た目が渋いので、子どもたちの箸がのびないかも?と心配ならば、いわしをジャガイモと一緒にアレンジしたポテいわし団子はいかがでしょうか。
肉団子風のまんまるのお団子は子どもにも食べやすく、大人のおつまみにもなります!
節分献立 子供が食べやすくするには?
昔は立春が1年の始まりと考えられていたことから、大晦日にあたる節分には「年越しそば」としてそばを食べる風習もあったようです。
寒い季節なので巻き寿司と一緒に汁物としてそばをプラスすると、身体を温めてくれてますし、酢飯が苦手なお子さん救世主メニューになりそうですね。
あとはキャラクターやかわいらしい鬼の形をイメージした巻き寿司を作ってみるのもいいでしょう。
福豆を炊きごみごはんにして、鬼のキャラ弁おにぎりにしても可愛いですよ。
かわいらしすぎて、作っているママもきゅんきゅんしてしまいそうです!
まとめ
昔は「立春」を1年の始まりとしていたため、その前日の「節分」を大晦日としていました。
節分には「1年の悪いもの(鬼)は家の外に出して、良いもの(福)を家に入れる」という意味で、大豆を炒った「福豆」をまいて悪いものを追い払い、まいた豆を食べることで「福」を身体の中に入れ、1年の健康を祈り新しい年を迎えていました。
季節の行事を通じて、昔の人の知恵や昔と今の違いを知り、季節の移り変わりを感じながら1年を過ごすことで暮らしの楽しみも増えていきます。
節分の豆まきや恵方巻、節分いわしの意味をお子さんにも話してあげましょう。
子どもたちも興味をもって美味しく食べられるきっかけとなると思いますよ。