大宮にある鉄道博物館では、2018年夏の全面リニューアルに向け、一部の施設を閉鎖したり少しづつ施設を新しくしたりしています。
2016年9月4日にリニューアルのためにクローズしたジオラマが先日新しくなって帰ってきましたので、詳細をご紹介したいと思います。
鉄道博物館のジオラマはリニューアルで変わった?
2017年7月14日からオープンした新しいジオラマは、線路の総延長は約1200mと以前より200mほど短くなりましたが、新幹線1/87・在来線1/80サイズの変わらないスケールで、より細部を忠実に再現するつくりになっています。
一番大きな違いが、全面を覆っていたガラスの壁がなくなったことです。
以前は写真を撮っても他の人や自分が映りこんでしまうことがありましたが、綺麗に撮れますし、かなり間近にジオラマを観察することができます。
小さい子供や、注意書きを読めない外国からの観光客がジオラマを触ってしまい「手を触れないでください!」と係りの方が時には声を大にして注意していてハラハラしましたが、壊れたら直すというスタンスで運営していくようです。
子供が触りたくなってしまうのは仕方ないので、大人がしっかり止めて柵設置などの処置にならないように気を付けたいですね。
また、以前は横にあったキッズスペース(プラレールで遊べる部屋)の窓からジオラマを遊びながら見ることができたのですが、キッズスペースが1階のキッズプラザに移動になり、ジオラマの部屋からのみの観覧になりました。
小さい子供にとっては解説員のプログラムが少し見づらくなる改修となりましたが、空き時間に入ってジオラマ前面の情景を見ているだけでも楽しいですよ。
鉄道博物館のジオラマの時間は?
大宮てっぱくのジオラマでは、1~2時間に1回HOゲージの車両を運転しながら解説するプログラムがあります。
以前はジオラマのガラスの前に小さいビジョンがあり、そちらに解説映像を映しながらの運転でしたが、新しくなって奥の壁面にプロジェクターで投影するかたちに変わりました。
筆者が見たプログラムでは、プロジェクターを使って壁の山際に花火が映し出されて子供が喜んでいました。
映画館のような階段式の席に座ってみるプログラムなので、お休みの日や夏休みなどは混みあいますが、ひとつ前のプログラムが終わってすぐ入って席をとり、ゆっくりジオラマを見ながら開演を待つのもおすすめです。
外に並ぶときもありますが、12時・15時のSLの転車台運転の時間は比較的空きますので、その時間帯に見るといいと思います。
ジオラマは運転できる?
てっぱくのジオラマは、今も昔も運転はできません。
しかしリニューアル後は、以前見えなかった解説員の運転する操作パネル(コックピットみたいにボタンがいっぱいです)が入口付近に配置され、運転しているところが見えるようになりました。
男の子はきっと釘付けですね。
新幹線のはやぶさ・こまちの切り離しと連結もできるようになったので、新幹線の解説プログラムもおすすめですよ。
実演時間10分の解説プログラムは季節で変わるので、HPへの詳細の開示はありません(※)。入り口の改札を入ってすぐの大きなエスカレータで2階にあがるとすぐジオラマルームの入り口なので、そこで確認するのがおすすめです。
まとめ
鉄道博物館の新しいジオラマについて、見どころをご紹介しました。
模型好きならずっと見ていられそうなこだわりのあるジオラマが、L字の通路で前と横から見ることができますので、是非カメラを持ってお出かけしていただけたらと思います。