片栗粉を切らしてしまうことってありますよね。
片栗粉の代用として米粉がよく知られていますが、本当に使って大丈夫なのか?注意点はあるのかなど、気になりますよね。
今回は片栗粉を米粉で代用する方法と、米粉以外で代用できるものについてご紹介します。
片栗粉の代用に米粉はあり?米粉でとろみをつけられる?
片栗粉はじゃがいものでんぷんを精製したもので、100%でんぷんになります。
米粉は、文字通りお米を粉にしたものになります。
お米には約77%のでんぷんが含まれており、つなぎやとろみをつける際に米粉を代用として使うのには何ら問題ありません。
片栗粉と同じように、水1に対して米粉1の割合で溶かして使います。
ただし、気を付けておきたいことがいくつかあるのでご紹介しますね。
まず気を付けたいのが色です。
片栗粉は透明に仕上がりますが、米粉では白っぽくなります。
素材の色を活かした炒め物などに米粉でとろみをつけると、少し気になってしまうかもしれません。
煮ものや汁もので色の濃い料理であれば、違和感なく使えるでしょう。
次に気を付けたいのが、だまになりやすいことです。
鍋に入れる前に、別の容器で溶かしてから使うようにしましょう。
これは片栗粉でも同様にしている人が多いと思います。
直接鍋に投入すると塊が出来てしまうことがあるので、気を付けてください。
片栗粉の代用でとろみに使えるのは?
米粉以外に、とろみをつけるために代用できるものがあるのでご紹介しますね。
小麦粉
小麦粉もとろみを出すのに使うことが出来ます。
片栗粉と同様に、水1に対して小麦粉1で溶かして使います。
注意点は焦げやすいことと、色が白っぽく濁った感じになることです。
コーンスターチ
原料はトウモロコシになります。
片栗粉とやや風味が違うので、お菓子などに使われることが多いです。
水で溶く割合は1:1です。仕上がりは白く濁った感じになります。
天ぷら粉
小麦粉に、でんぷんやベーキングパウダーを混ぜて出来ています。
水に溶く割合は、様子を見ながら行ってください。
片栗粉よりはとろみは弱く、色は白っぽい仕上がりになります。
白玉粉
もち米が原料です。
水にしっかり溶いて使いましょう。割合は1:1です。
白く濁った感じに仕上がります。
餅粉
もち米が原料です。
熱で固まる性質があるので、水に溶いてから使います。
割合は1:1です。仕上がりは白く濁った色になります。
くず粉
クズという植物の根っこが原料です。
高価なものなので、小麦やサツマイモなどのでんぷんが混ざってできていることが多いです。
商品によって中身が違うので、水で溶くときの割合は様子を見ながら行ってください。
粘度は低めなため、片栗粉より多めに使い、加熱時間も長めにとるようにしてください。
片栗粉の代用に使える意外なもの
片栗粉の代用としてご家庭にありそうなものから順にご紹介しましたが、もうひとつ意外なものがとろみ付けに使えるのでご紹介しますね。
それはじゃがいもです。
片栗粉はじゃがいものでんぷんですから、当たり前といえば当たり前なのですが、意外と気づかないですよね。
どの粉もおうちにない!というときでもじゃがいもがあれば大丈夫ですよ。
使い方は、生のまますりおろすか、加熱したじゃがいもを潰して使います。
シチューなどにとろみをつけたいときは、4人分に対してジャガイモ1個くらいの分量が目安です。
まとめ
片栗粉の代用に米粉を使えるのか、またその他の代用品には何があるかをお伝えしました。
完全に代用できるものではないですが、ある程度代わりになりますので、注意事項を参考にしながら使ってみてくださいね。